「調べ学習」の進め方やポイントを考えてみよう!
<<「調べ学習」の進め方やポイントを考えてみよう!>>
「調べ学習」はアクティブ・ラーニングの一環として取り組まれたり、基礎知識の習得や興味・関心の幅を広げていくためにぜひ習慣づけていきたいこと。
<調べ学習>
テーマ・題材に沿って情報を収集、整理、自分の考えと結びつけてまとめたり発展させ、読み手にわかりやすい表現で完成させる。
夏休みの自由研究などをイメージしていくと分かりやすいと思います。ひとつのテーマに対して必要な情報を収集して、自分で色々と考えながら自分の意見としてまとめたり、分からない疑問点に対して一つ一つ解決をしていきます。
情報社会となって簡単にインターネットで必要な情報を得られる時代だからこそ、調べることで終わらないように自分で考えたり情報を組み合わせたりすることが大切な事。さらに分かりやすく発信したり、自分の力で課題やテーマの解決を進めていく体験こそが小学生にとって必要なことだと思います。
進め方・ポイント!
小学生の「調べ学習」の進め方やポイントを考えていきたいと思います。
試行錯誤したり、より良い方法を考えていくことも貴重な経験となりますので、保護者もサポートをしながら急がずにそれぞれのペースで取り組んでみましょう。
1. テーマを決める
まずはテーマ選び。
実はテーマを決めることが一番難しいことだったります。
ポイントとしては、
・知りたいことをテーマにする
・興味や関心があることをテーマにする
・あまり広いテーマにしない
「どうして?」「なぜ?」と思っていることをや陣が関心・興味のあることをテーマにすることで楽しく調べ学習を進めていくことができます。
テーマを決めたら一度そのテーマが自分に適切かどうかを考えてみましょう。あまりにも知識がなさ過ぎても面白くありませんし、大きなテーマにしすぎてしまうと調べる範囲も広くなってしまいますので、絞り込んで小さなテーマにしていくと良いと思います。
2. 何を調べるか考えてピックアップしてみよう
テーマに沿ってどんなことを知りたいのか、どんなことを調べていくのかを考えてみましょう。ただやみくもにテーマに関することを調べるのではなく、「なにを」「どんなことを」調べていくのかを明確にしていくとスムーズに取り組んでいくことができます。
調べる内容によって「調べ学習」で活用をするものも違いますし、目当ての情報を効率よく見つけていくことができます。
3. 色々な方法で調べてみよう
百科事典、辞書、図鑑、新聞、統計資料、ネットなど様々な方法でテーマを調べてみましょう。
まずはテーマに沿って百科事典で定義を調べたり基本事項や基礎知識を調べていくことが大切です。そのうえで専門書や資料などを調べていくようにしましょう。
インターネットで調べる際は出典元や筆者がちゃんと分かるものを読むようにしてください。たくさんの情報があふれており、なかには間違ったものや正確ではないものも紛れています。インターネットを使う時は保護者と一緒に利用していくことで、同時に情報リテラシー教育も進めていくといいと思います。
4. 調べたことを整理・まとめていく
何を調べたのか、どんなことを調べたのかを整理してまとめましょう。
パートに分けて情報をまとめて整理しながら、それに対する自分の考えなどもまとめていけると分かりやすく整理ができます。
必要な情報を箇条書きしてみたり、比較・理由や背景などを書き込んでみたり、単なる丸写しにではなく考えたり自分の意見を加えていくことが大切です。
5. 工夫をしてまとめ・発表
「取り上げたテーマ」「疑問点や調べたこと」「結論」「自分の意見や考え」などを整理してまとめてみましょう。
順序やまとめた情報を読み手に伝わるような工夫。
色を変えてみたり、図やグラフ、写真やイラストなどを効果的に使うと見やすくなることもあります。
調べ学習を通して発見したことや調べ終えての感想・意見などを自分言葉で書くことで、調べ学習の結論を整理しやすくなります。
「調べ学習」は子供の思考や学びを豊かにしてくれます。
将来的にも、課題に対するアプローチや知識の組み合わせから自分なりの考えを持つことができるようになる土台。
焦らずにそれぞれのペースでテーマに対する「調べ学習」に取り組んでみましょう。
準備するものや意見など保護者のサポートが必要な時もありますので、なるべく効果的な「調べ学習」ができる環境をつくっていってください。
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