教育改革 アクティブラーニングについて

<<教育改革 アクティブラーニングについて>>

2020年度の新学習指導要領改訂に伴い大きく教育改革がおこなわれます。

いわゆる知識・技能量を測るのではなく、知識を活用する力や表現する力などが重視され、主体的・協働的な学び(=アクティブラーニング)がこれからの教育にはとても必要な要素となってきます。

主体的・対話的・協働的に学ぶことで答えを導き出し自らの考えや能力を広げていく学び。

「考えることは楽しい」「色々なものの見方がある」「学んだことでどんなことができるようになるか」、これからの教育に必要不可欠なアクティブラーニングについて保護者の方も少しでも確認をしておきましょう。

主体的・対話的・深い学び

小学生

アクティブラーニングを考えるうえで3つの要素を確認しておかなければいけません。

アクティブ(=能動的)ラーニング(=学び)という言葉からも分かるように、学ぶこと自体に関心をもって主体的・対話的に学習をすることが大きなポイント。

・主体的な学び

学ぶことや学習に関心や興味をもって進んで取り組んでいくことが主体的な学びといえます。

積極的に課題に働きかけ、進んで自発的に問題解決をすることが学びの幅を広げたり深めたりすることにつながります。

先生のが教える受け身的な学びから、自ら考えていく主体的な学びのなかで知識・技能を習得しながら見方や考え方を鍛え活用力を育成していきます。

・対話的な学び

対話的な学びとは、対話・協働・連携のなかで課題を解決している学びです。

他者との協働によって自分の考え方を広げたり多様なものの見方があることを知ることができます。自他の違いを知ることで問題意識を強くしたり、自分だけが課題を達成するのではなくみんなで課題を解決する学び。

もちろんコミュニケーション能力も高まりますし、表現する力を伸ばしたち伝えることの楽しさも感じながら学ぶことができるでしょう。

・深い学び

ここで言う「深い学び」とは、結果重視の学びではなく過程重視の学び。

結果が合っていればOKというものではなく、どのように取り組んだか、どういった考え方があるかなどを大切にすることで、学習内容の深い理解を促していきます。

過程を重視していくことで広い知識を得たり考えから・表現などの幅を広げ、学習内容も確かな定着として身についていきます。


上記の3つの学びについてはこれからの教育に欠かすことができない要素になっていると思いますし、家庭でも実践していけることだと思います。

これからは知識重視ではなく思考力・表現力・判断力が求められるようになりますが、基本となる知識の定着も欠かすことができません。従来の受動型の学びではなくアクティブラーニングが注目されるのも頷けますね。

深く考えてしまうかもしれませんが、まずは学びに対する意欲や意識を高めていくような家庭学習を進めていく環境をつくっていくことで、子供が積極的に学ぶことができる土台をつくってみましょう。


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