調べ学習の正しい進め方を考えよう
<<調べ学習の正しい進め方を考えよう>>
小学校では「調べ学習」を取り入れた総合的な学習を進めており、課題を様々な方法を使って解決している学びはこれから先の学力や生きていく力などにも影響を与えるものだと思います。
では「調べ学習」をどのように進めていけばいいのか。特に小学生だと1人でできることも限られてくるので、正しい「調べ学習」の方法を考えてみましょう。
「調べ学習」
課題を見つけて自ら調べたり聞いたりしながら結果をまとめていく学習。
そもそも「調べ学習」は、課題の設定から多様な方法を用いて情報の収集を行い整理・分析・思考をして結果をまとめたり表現をしていく一連の学習活動です。
といっても難しく考えてるよりも気になることや興味・関心のあることを調べてみるぐらいの感覚ではじめてもいいと思います。
「調べ学習」の進め方など
それでは「調べ学習」を効果的に実践していくための正しいやり方を考えてみたいと思います。
1.テーマを決めよう
まずは自分のテーマを決めることからスタート。
スムーズに進めていくためにもテーマ決めはとても大切です。
まずは身近なものや自分の興味・関心がある領域から決めると積極的にしたべ学習をしやすいでしょう。さらに大きなテーマからなるべく小さなテーマへと絞り込んだほうがいいと思います。
例えば「天気」について調べたいと思った時、さらに掘り下げて「雲の種類や特長」「天候と気温の関係」などテーマを細かくしていくことで詳しい調査や満足ができる調べ学習がしやすい。
具体的な「どうしてだろう?」「何でだろう?」という身近な疑問を調査してみるのもおすすめです。
2.調べる内容・方法を考える、下調べ
テーマに沿ってどういったことを調べていくのかを具体的に考えて調べる内容を決めていきましょう。またどのような方法背調べていくのかも考えて簡単なしら調べをしてみると良いでしょう。
具体的に何を調べるか決めることで目的をしっかりと立てた調べ学習を進めていくことができます。
さらにインターネット、図書館、百科事典、図鑑、新聞、専門の人に聞く、実験をしてみるなど調べ学習に何を活用するのか、どういった方法で進めていくのか。例えば写真や図などが歩いい部分は百科事典や図鑑を利用したり、新しい情報がほしい分野はインターネットや新聞などを利用するなど、複数のメディアを組み合わせて利用していくと効果的です。
調べる方法を決めながら一度下調べをすることで、予備知識だけでなくもっと掘り下げたテーマが見えてきたり、興味や関心の広がりでテーマを修正してより良い調べ学習ができるようになります。
3.考えたり整理しながら調べる
調べた情報を見つけたら終わりになってしまわないように、きれいに印刷やプリントアウトをして整理したり、気付いたことがあればメモを取ったり、情報などを自分なりに考えて活用していくことが大切です。
例えば調べたことでさらに疑問点が出てくることもありますし、ひとつのテーマでも見方を変えるだけで違った意見が出てくることもあります。
「どうしてそうなるのか」「生活にはどう生かされているのか」など背景や理由などを考えながら調べてみると深みのある学習ができます。常に自分なりに考えてみる癖をつけて、情報をモトに自分なりの意見や見解が持てるといいですね。
4.しっかりとまとめてみる
一通り調べが終わったらまとめを必ず行いましょう。まとめがなければただ調べただけの学習になってしまいます。
まとめ方はいろいろあると思いますが、資料や情報の丸写しではなく自分の考えや意見を織り交ぜながらまとめてみると良いでしょう。
調べ学習をして分かったことや発見・驚きなど、結論から先にまとめてもいいですし、○○だから△△というように結論までの道筋をたどりながらまとめてみてもいいと思います。
読み手に考えや結論がしっかりと伝わるようにまとめることが大切なので、まとめた後は実際に初めから読み直して習性を加えながら完成させていきましょう。
上記は基本的な「調べ学習」の進め方です。
テーマによっては他にもやるべきことがあると思いますし、小学生だけでは難しいこともたくさんあるので親も積極的に協力していきましょう。あくまで協力ですので結論や情報などを導き出すのは子供の役割です。親が主導的にならないように心がけておきたいですね。
「調べ学習」はいつでも始めることができます。
疑問があれば自分で調べてみる習慣を身につけていくことで、楽しみながら興味や関心を広げてみましょう。
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